寒い寒い冬の日。
マフラーを貸した隣で少し顔を赤らめる。


その時の君の笑顔は向日葵みたいに眩しくて、木になってる苺のように赤かった。


そんな君の表情を見て
俺も、つられて照れてしまったんだ。


それまでの俺は、気になる子が1人か2人居た程度で付き合ったことなんてなくて。


でも、今思えば、あのときに君を好きになってたのかもしれないな──。



「決まってるじゃん。
俺が1番好きなのは……」


俺は、君に初めての恋をした─。