完全に熱が下がったわけではないけど、登校日を迎えてしまった。 私は重い身体で初めて行きたくないと思った学校へと向かった。 「紘那おはよ〜」 いつもよりも2本遅い電車で行くと教室にはほとんどの人が来ていた。 2週間ぶりに会う葵が、いつもと同じ笑顔を浮かべて近づいてくる。 「おはよ、葵」 ホームルームまで冬休みの他愛もない話をして、笑う…そんないつも通りの日常 …なんかじゃなかった。 ホームルームを告げる鐘が鳴りみんなが席につき始めると同時に入ってきたのは担任の瑞輝 ……ではなかった。