時「あの人、俺が小学校6年生の頃、長年勤めてた会社からリストラされたんだ。それから、俺と母さんにDVをするようになって母さんは強引に離婚を申し出て精神不安定になっちゃったんだ。」

 愛美「・・・・。」

 吉野さんを見ると、黙って俺の話しを聞いていた。

 真剣に聞いていたんだ。

 時「それから、俺は法律でやってはいけない事に手を出したり同情から好きでもない子とヤッタリ落ちるところまで落ちてったよ。」

 愛美(ヤッタ?時先輩が・・?)

 時「そんな俺も、今じゃ弁護士になるという夢を抱いたんだ。とんでもないよね。世間じゃクズのように扱われた俺がだよ?」