愛美「・・・。私、この学校に入学してからずっとクラスの皆に苛められてたんです。」

 時「うん。」

 知ってたよ。

 君と初めて会った時に無数の傷がある腕をみてから。

 それと、雄太の君に対する態度から。

 俺は、苛められてるんじゃないかと思ってたんだ。

 愛美「だけど、時先輩のおかげで皆と戦う勇気が出たんです!こんな不細工な私に、普通の女の子と接するのと同じように優しく接してくれた時先輩のおかげです!」

 ・・・ッ!

 違う。。

 俺は、本当は優しくなんかない。。

 ただ、誰かが傷ついてるのをもう見たくないから。。