マジか!?

『波瑠くん、Mなの?』

勢いで訊いてしまった。

「芙美乃さんは直球ですね」

ある意味失礼なことを訊いたのに
波瑠くんは笑っている。

『ごめん』

謝った後も
波瑠くんは笑っていた。

「和巳ん家に着きましたよ」

話してる間に
着いたらしい。

ぅゎぁ、
和くん良いところ住んでんるなぁ~

家賃高そうだなぁ。

「和巳ん家は十一階ですよ」

波瑠くんはポケットから
キーケースを出すと、
四本の内の一本で
オートロックを解除した。

合鍵ねぇ(苦笑)

十一階に着き、手前から
三番目の部屋の前で止まり
玄関を開けた。

「和巳、芙美乃さん
連れて来ましたよ」

開けっ放し?

『お邪魔するよ』

中に入ると和くんが
つまみやらお酒やら
用意しているところだった。

「芙美乃、いらっしゃい」

俺様教師の意外な一面を見た(笑)

○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。

帰りは兄貴が迎えに来てくれた。

歳が近いからか同士だからか
兄貴は二人と仲良くなっていた。

『和くん、波瑠くん
今日はありがとう、楽しかった』

学校にバレたらヤバいけど
本当に楽しかった☆*:

まさか、教師二人と
飲むことになるとは
思わなかったけど
とても楽しかった。