「は、初めまして…。志保です…」



これ程とは思ってなかった二人の美形に圧倒され、やっとの思い出で小さく挨拶をする。



二人はただそんな私にニッコリとだけ微笑み、視線を優香さんへ向けた。



「さぁ、挨拶はそれくらいにしてご飯にしましょうか。お腹空いたでしょう?」



「そうだね」



優香さんの提案に悠斗さんが柔らかく頷き、既に料理が用意されていた六人掛けのテーブルへ座った。




目の前には美優さん。その隣に悠斗さんが座り、私の横には優香さんが座っていた。



そしてご飯中は何の変哲もない会話が行われる。その中で雰囲気もよく優し気な空気にこれから良い関係が築けそうだ、と一人肩の荷をそっと下した。