これで終わった、そう感じた
水沢…いや、相澤雅美に申し訳ない気持ちでいたが、これ以上
何をするでもなく
これで終わりにしようと決めた
その日の夜、井内さんがきて
手紙のことを伝えた
「精神的に安定してきていると聞いたので、少しお話をさせてもらいました」
やっぱり…と思った
なぜ相澤雅美が結末を知っていたのか
手紙を読んでいて気がついた
「これでひと段落ですね」
『そうですね、』
これでよかったのだろうと思う
これで終わったんだと思ったら
なんだか寂しい気持ちになった
秀人を失った悲しさ、とかではない
全てにおいて誤解を解き
これから、という気持ちになる
今日は泊まるのだあろう、
ちらっと井内さんの様子を伺えば
これからお風呂に入ろうと思っているのか、自分用だと小さな蓋つきのケースの中から着替えを出していた

