今日は珍しく
井内さんは夜に来る
休みの日は
必ずと言っていいほど
前日から泊まり
月曜の朝からに会社へ向かうのが
当たり前になっていた
だから休みなのに
井内さんがいない日が
こんなにさみしいなんて思わなかった
しかたがない、と思いながら
出かけようかと準備を始めていたら
ゴン、カン、という聞きなれない音がした
なんだろ?と
音の方へと向かう
コツ、コツ、コツ…と
足音が去っていく足音が聞こえた
…もしかして、と玄関ドアについている
ポスト受けを見てみると
それは、あの真っ白な封筒が入っていた
水沢雅美からだ、
とっさに思い、封筒を取り出した
綺麗な文字並び
しっかり私宛だと記載されているが
切手は貼られていない
玄関ドアを少し開け様子を伺うが
やはりもう去った後だった

