「おつー。」

玄関の鍵を開ければ、いつもの莉子。メール通り、学校後に寄ってくれたらしい。

「お茶でいー?」

「親はー?」

「仕事ー。熱ある訳じゃないからねー。」

「てか、サボりでしょ?」

「まーねー(笑)」


部屋に莉子を、通して、お茶を運ぶ。

「まぁまぁーどぞ。」

「どーした?」

「瑠依くん元気そうだった?」

「普通ー。ただ、なんか……。」


「何!?」

「んー?わかんないけど、瑠依くんと言うより、横山がなんかうるさかったのかなー。
帰り際、なんか?微妙な感じなよーな?ってね。」


「……。」

「あんたが休んだのと関係してんの?」

どーだろ。ね、と伝え、とりあえず、あった事を少しずつ莉子に話す。



「あー。それでリア充ね(笑)」

「ま、ね。」

「どーすんの?」

「何が?」

「全部。」

「本当だよ。どーしよっか?」

「知らないし。でも、凪はどーしたいかでしょ?」

「だよねー。」

横山は、まぁ。
いちお、答えはでてる。
それも伝えてあるわけで。

でも、
瑠依くんは?


どーしたら、いいんだろ。