先輩はあたしの頭を撫でる。


「だから、逆に俺が落ち込んだり、悲しくなったりしたとき、北原に連絡するから。…そうしたら、俺と会ってくれるか?」

「…はい」


これからも先輩と会えるなんて…。

夢みたいだった。


そして、中津先輩はさらに付け加える。


「北原が俺に会いたくなったときも、すぐに連絡してこい」


その言葉に、あたしは顔が赤くなった。