ジブリ美術館を全部まわってから蓮とカフェに入った



「ねぇいつもさ学校終わったら何してんの?」



「うーん。週に2回塾に行って、週に1回ピアノと茶道習いに行ってるけど、それ以外は特に何もしてないかな。テレビ見たり、本読んだり。あ、最近描きたいものがあったときは絵を描いてるよ。蓮は?」



「茶道とかさすがってかんじだな!着物着て苦いお茶飲むーみたいなやつでしょ?テレビでしか見たことねーけど。」



「そう。お祖母ちゃんが茶道の先生なんだ。そんなに楽しくはないんだけど親がうるさいから行ってるってかんじかな。ピアノも。」



「俺はねーだいたい友達とマックでだべったり、ミスドでだべったり、コンビニでだべったりとかかな!」



「何それ。だべってばっかじゃん。笑」



「うそうそ。部活のサッカーやったり、走ったり筋トレしたり、みんなでバスケやったりドッジやったり、カラオケ行ったり、あとバイトしたりとかさ、してるよ。」



「すごい充実してるね。青春ってかんじ。ドッジボールとか、懐かしいな~。小学校のころやったよ。小学校は共学だったからさ、男の子のボールとか本当痛いんだよね。ドッジボールで熱くなってる人たちに、なんかついていけなかったなー。外野に行くから、痛く当てないでって思ってたよ。」



「うわっ冷めてる~。俺ドッジボールめちゃくちゃ熱くなるタイプ!」



「うん。そんな感じする。めんどくさい。笑」



「なんだよめんどくさいって!オイ!陽子はさ、青春無駄使いしてるよ。」



「うん。それは本当、そう思ってるよ。自分でも。」