「いい奴みたいじゃん。頑張れよ♪」 「えっ…?あっありがとう……」 まさか応援されるとは……。 ガラッ あたしがちょうど圭吾と話し終えた時、担任が入ってきた。一気に静まりかえる教室。 「みんな、そろってるな?えー、今日からこのクラスを受け持つことになった、西園寺 一馬だ。よろしく」 西園寺先生は40に行くか行かないかくらいの年で、結構楽しそうな先生だった。