「ちょっと涼くん!覗かないでよね!」 「お前が遅いからわざわざ起こしにきてやったんだろ?俺は先に行くからな」 「ハッ」 涼くんの言葉で我に返ったあたし。 そうだ!あたし寝坊したんだった! 急いで階段を駆け下り、みんなのいるリビングへ-。 「遅いよ、雨美。ご飯は?」 「いらないっ!ごめん、いってきま~す!」 「ほんと慌しいよな……」 最後に聞こえた呆れ声の主は…勇太かな?