「気づいちゃったんだよねぇ。
なんか、さっきの心結のウルった目見てたらさ~、なんかゾクゾクきて、ムラっとしたの。
しかも、なんか心臓苦しいし?
心結。
僕、君のこと好きっぽいんだけど。
君は僕に一体何を教え込んだのかな?」
「ちょっ、やぁ......」
体のいたるところにキスを落とす佐藤くんは、あたしに喋らせる気がないみたい。
「だめ。今日は学校休みね~?
今日は、心結に愛を示す日って今決めたの。」
そんな理不尽なっ!!
「だから今日は、黙って俺に愛されてて?
しょうがないよね。心結、俺に本気の告白したんだもん。
俺はそれにこたえなきゃ。」
もはや一人称が“僕”から“俺”になってることにすら気づけない程、佐藤くんはあたしを離さない。