「ん、んぅぅ~。
.........ん?」
ここはどこ?
ってか、あたしどうなってこの状況?
「あ、起きたー?
気絶する人なんて僕初めて見たからさぁ。
もう帰ってこないのかと思ってた~」
勝手にあたしを殺さないでください佐藤くん。
そしてなんでここにあなたがいるの?
キョロキョロと周りを見回してみれば、知らない部屋。
「ここ、僕の部屋。321号室~
この寮、門限はユルいのにさ~宿泊はだめだから。
最悪起きなかったら、昇降口んとこにおいておこうと思ってた~」
「あ、りがと......」
昇降口に放置って、完全変な人じゃんか。
よかった~あたし起きられて。

