「......砂糖、美味しいよね。
僕も砂糖はすっごい好きだよ。砂糖は何にでも使えそうじゃない?
でも、砂糖の摂り過ぎはダメだからね?
病気にでもなったりしたら大変だよー?」
やっぱり佐藤くんは佐藤くんだった。
「おい......しいですよね、砂糖......。
でも、あたしが言ってるのはそういうことじゃなくって。
“恋愛”として佐藤くんが好きなんです!!」
伝わったかな?
でも、あたしはもう全部言ったよ?
だからどうか......せめて告白だと受け取ってください。
「恋愛として......かぁ。
それって、キミの彼氏になって欲しいっていうお願い?」
トンッ、とドアに寄りかかり、あたしを見つめる佐藤くん。
その姿すらもうイケメンで、あたしも佐藤くんから目が離せない。

