カレカノ



でも…
そんな願いも
すぐに終わっちゃったね


高校3年の
8月――――


プルルルルッップルルルルッッ


『もしも~し美優姫?どったの?』


『奈美!!…グスッ…しゅ…ん…俊介が……グスッ……』


…俊介がどうしたの?


『どうしたの?』


『車にはねられて…』


……頭が真っ白になった


気がついたら
俊介ん家の


インターホン鳴らしてて
家に入ると


おばさんが
『奈美ちゃん!!奈美ちゃんもきなさい!!』


あたしは
おばさんに連れられて


病院に行った。