呆れた。 あたしったら、2時間も寝ちゃったんだ。 もう起きなくては。 ベッドから起き上がろうとした時だった。 "ピンポーン" 突然チャイムが鳴った。 こんな眠い時に限って… なんて、少しだけ毒づいてみる。 でも、無視するわけにはいかない。 この家には今、 私しかいないのだから。 私は渋々、玄関に向かった。