「おーい!笑ってねぇで、早くつけろって…。」 「はいはい♪」 私はお兄ちゃんにしゃがんでもらい、後ろからネックレスをかけた。 首筋に手があたる。 それと同時に、香水の匂いがした。 ─…ドキン…─ 私の胸が大きく波打った。 やだ。 何ドキドキしてるの? バカだ。お兄ちゃんなのに。