「気に入った?」 「うん!ありがとう!」 私はドキドキする胸に手を当てながら言った。 私には、ずっと夢があった。 いつか、好きな人から ジュエリーをもらう事。 バカだと笑われるかな? でも、私は 今にも泣きそうだった。 きっと、かなたは私の運命の相手なんだ。 勝手にそう思い込んだ。 まさか、 事態がここから急展開していくなど 考えもせず。