昼休み。 私は思いきって、 屋良くんに言った。 「や、屋良くん!」 「ん?」 「あ、あの…。 お弁当…食べない?」 「は?」 えっと…… 「私、朝作ってきたの… ダメかな…?」 「……マジ?」 「へ…?」 すっとんきょうな声が出てしまう。 「嬉しいよ。ありがとう。 食べに行こうぜ。」 彼は柔らかく笑う。 うわっ。 なんか新鮮。 こうやって、自分が思ってる声素直に言ってくれる人もいるんだ…… 嬉しくなって、私まで笑顔。