私は、断って1人で教室を出た。
屋上に着くと先輩が既にいた。


知らない先輩だった。
なんの話だろうと思いつつも声をかけると


「あなた、優也の彼女?」
って唐突に聞いてきた。


なんでそんな事聞いてくるのか
わからなかったけど


「ま、まだ違います。」って私は言った。
その先輩は


「まだってことはいずれなりたいんだ。
でも、無理だよ!
優也は私のこと好きだから!ふふっ。
だって私達、普段から腕組んだりしてるよ
しかも、優也からしてくれる時もあるし
悪いけど諦めて。じゃあね琴莉ちゃん!」




って先輩はその言葉を残して去っていった。
凄いショックでその場で泣き崩れた。


だって腕組んでるとかカレカノじゃん。
私とは遊びなのかな。


よくある"こいつ落とせたらおごりな!"
みたいなことしてるのかな…。


でも、優也に限ってそれは無い…よね
いやでも、優也は私の知らない環境で


生活してるから
昔とは違う。今も好きだけど


環境が違うとそういうゲームみたいなのも
するかもしれない。


どうしよ。
今日、一緒に帰る約束してたから
その時に聞いてみるのが一番だよね!


あぁ〜でも、怖くて聞けないかも!
遊びだったの?って聞くの怖いじゃん!


って考えてると予鈴がなった。
私は、もっかい涙を拭いて屋上を出た。