雄大side


「お疲れ様でしたー!」


部活が終わり、バス停で待っている間に美波にLINEを送る。


『今から帰る〜』


『了解!』


高校に入ってから連絡を取っていなかった美波とバッタリあった日から美波が俺の家によく来るようになった。


別々の高校に通っている俺たちだが、期末テストの時期が2週間後と一緒だから今日は俺の家で美波と早めのテスト勉強をすることになっていた。


「ただいま〜」


と帰ると、美波が来ているからかテンションが高い母さん。


「おかえり〜。美波ちゃん、朱莉の部屋にいるよ」


「ん。とりあえず風呂入る…」


と言って自分の部屋に入って鞄を置いて風呂に入った。