キミがいること

バスから降りてちょっと歩いたところで山下さんと隣の男が立ち止まったから俺は慌ててその場にあった電柱の後ろに隠れた。


山下さんと隣の男との距離が少ししか離れてないから会話がばっちり聞こえる。


「じゃあ…」


「うん。送ってくれてありがとう」


と別れて俺は来た道を歩いて帰って行った。


なんだ。特に何もなかったじゃん…


俺も帰ろうとすると、