明らかに犬扱いじゃないですか…。

一応、恋人同士。

…と言ってもほとんど信じてくれないんですけどねッ!(泣)

立ち上がって手紙を集め始めた僕を余所に、絢菜さんは僕の髪をいじって遊ぶ。


「ちょ…くすぐったいですって!」

「だぁって猫っ毛気持ちいいんだもん!
 犬なのにね〜?」

「うぅぅ…」


S系女王の絢菜さん。

Mにしたてられかけている僕こと井上 樹乃。

そんな2人の話しは、まだまだ始まったばかりだったのです…。