「…ここね」

「はい…」


ここは使われていない倉庫。

なんでここに居るのかというと…ケリをつけるため。


「行くわよっ!」

「はい!」

「じゃ、扉開けて」

「えぇ…はい」


重たい扉を開くと、ガラの悪い連中がいた。


「あ〜?何だテメェ等」

「栗山 香奈のデータ、寄越せよ」

「ハッ…松木のツレか?」


指先でイジっているUSB…アレか。


「んなことどうでもいいじゃん?」