「はい!」 ついついつられてしまう僕。 これも…惚れた弱味なんでしょうか。 今日も無事、学校まで来れた僕たち。 まぁ…無事って言っても、本物の犬にちょっかい出して 追いかけられるくらいは日常茶飯事なんですけど。 駐輪場まで来て、僕が先に降りて手を取る。 「うむ、ごくろー」 お尻が痛くならないように設置されたクッションから絢菜さんが降りる。 鍵をかけて、登校は終わり!