今日から高校生・・・か。
時間が経つのは早い。だから人はそれを皆人生という。
私にはよくわからない。

ねぇねぇ!イケメンいるかなー?

いるんじゃない!それにあんた彼氏いるじゃん!

まーね(笑)

彼氏・・・ってんなだろう?

私は正直に言うと彼氏がいないど・・・というかその前に初恋すらしたことが無い。
だから私には恋がなんなのかわからない。

えーと。私のクラスはー・・・1ーAか。
知り合いは、あ、メグちゃんがいる。
それから・・・祐翔か。

祐翔とは、昔からの幼なじみだ。
だけど祐翔は、不思議な感じがする。
顔は髪で隠してよく見えないけど・・・
メグちゃんは、中学で出会った親友だ
私は中学で苛められていた所をメグちゃんが助けてくれた。
私は昔から美人?らしい・・・
よくわからないものだでも、そのせいで結構目をつけられている。

ガラララララ

あ、麻衣ちゃーん!

メグちゃん!はよー。

おはよう・・・じゃなくて!
みてよあの人!イケメンなの!

イケメン・・・?そうかな?

そうだよー!

この学校で一番のイケメンなんだよ!
それにあの人も!

そこには、黒い髪でまさにクール要素が高そうな人がいた。

ごめん。私そ〜ゆうのよくわかんないから

そっか・・・ごめんね?

大丈夫だよ!こちらこそごめん。

席つけー今日はこれで終わりだ。
だが調子をのってやばい事はすんなよー

学校探検でもすっかなー。

私は終わりの合図とともに教室をでた。

・・・ここどこだろう?

あぁ。完全に迷ったなー。

あれ?君1年?

はい・・・そうですけど?

うわっ!麻衣ちゃん?

え?そうですけど?なんで知って・・・

あ、いや噂で・・・!

噂?

君これから暇?暇なら遊びに行かない?

・・・暇じゃありません!

そんなこといわないでさー?ね?

嫌です!離してください!

彼はいきなり私の手を引っ張り連れていこうとする。嫌がる私の話は聞いていないらしい。

どうしよう。

あの、先輩・・・。

なんだ・・・げっ山崎!

そいつ俺のツレなんで話してもらえません?

は?つれ!?ッ・・・すみませんでしたー!

えーと

あ、ありがとうございます。

例なんていらねーよ。



気をつけなよ?

あ、ま・・・待ってください!

ツルッ

ふぇ?ヒャ!

ッ・・・痛くない?

ん・・・いてて

ごめんなさい!

いいからさっさとどけよ・・・重いし邪魔

すみません!ッ・・・!?

どうしよう・・・髪の毛がボタンに引っ掛かって・・・!

あーぁ。ちょっこっち来て。

へ?ひゃぁ!

私はいきなりお姫様抱っこされ誰もいないところへ連れていかれた。

あ、あの!おろしてください!

あ?いいからゆうこと聞け

いきなり人変わってない!?

嫌っ!離してください!

うっせーな。大人しくていろ

とれたぞ

え?取ってくれたの?

ありがとうございます。

これで俺に沢山の恩ができたな?

はい?

はい?じゃねーよ。

お前は今から俺のものだ・・・だから、俺の命令は絶対に従えいいな?