｢おじゃましまーす…｣
｢一人暮らしだから、別に遠慮することないよ｣
｢あ、うん…｣
綺麗に片付けられたおうち…
ユイくんの性格が出てるな、これは。
｢ほい、着替え。
って言っても…濡れたままじゃ同じか｣
｢？？｣
｢ちょっと待ってて
…はい、風呂入ってきな｣
｢！？！？ お、お風呂！？！？
さすがに、それは…！！｣
｢何もしないって、な？
俺のこと信じて｣
｢…わかった、ありがとう｣
ちゃぷん…
私…今日初めて会った人の…
おうちに来てお風呂入ってるよ！？！？
助けてもらってる身で勝手かもしれないけど、落ち着いて考えてみるとかなりヤバイ状況なのでは…？？
ちゃちゃっと出て、ちゃちゃっと帰らせてもらおう…！！！
ガチャ
ふぅ…よし、早く着替え…
ん！？！？
し、し、し、下着が、ないけど…！？
どーゆーこと？どこかに隠れてる？
…ないないないない。
確かにここに置いたはずなのに
…ユイくん？
…まさか、ね。
でも、…一応何も履かずにユイくんが用意してくれた服だけ着て、ユイくんに聞いてみようかな
！？！？
ユイくんの服…これ、上だけ？？
どうして？
確かに大きいからワンピースみたいにはなるけど…少し短すぎる…
しょうがない、裸で行くよりはマシだよね…
