「「御意」」

と、二人は即答する。

「本日の仕事は?」

と、峰子が問う。

「本日は今のところ一件だけですが…」

と、希衣(湖咲の母)が返答する。

「よかろう、
本日の仕事は我が息子に頼む。

湖咲と瑞穂は夜私達のところにきなさい。

夜呼ぶまで二人は下がってよし」

と、さがらされる。



二人は成宮邸の屋根に並んでいた。

「眠いな…」

と、瑞穂はあくびを漏らす。

湖咲にも、あくびはうつり大きなあくびをする。

「瑞穂…、
お前…。

やっぱりいいや…」

と、言い澱む。

「ん?どうした?

…あっ、そういえば、
今日って金曜じゃんッッ休みだあ」

と、満面の笑み。

「御祖父様達がいるけどな。

あー、眠いなあ」

と、苦笑をする。

瑞穂は物凄い嫌な顔をした。

「さて、夕食まで寝るか。
天気もいいし」

「うん」

二人は一睡もしていないだけあって3数えるうちに寝息を起ててね始めた。