「だ…誰?」
サーラが呟くように聞いた。
後ろから声をかけてきたのは、背の低い、髭男だった。
「わしはジェフェルス。通りすがりのドワーフじゃ」
「え?ドワーフ?」
「なんじゃ、ドワーフは珍しいか?坊主。それよりレッドスライムじゃろう」
ジェフェルスと名乗るドワーフの登場で、リューロもサーラもスライムの存在を忘れかけていた。
レッドスライムは腹を立てているようで、手当たり次第いろんなものをとかしているようだ。
木の根元や石ころがスライムの体内でじゅわじゅわと溶けていくのが見れる。
「そうでした。ジェフェルスさん、こいつを倒すにはどうすればいいのですか?」
「嬢や、ジェフェルスと呼んでくだされ。ケツがムズムズするわい。こいつは燃やせばよい」
「ありがとう、ジェフェルス」
サーラは礼を言うなり、リューロのリュックから勝手にマッチと油を取り出した。
「リューロ、今からそこの木に登ってこの油をあのスライムにかけてきて。ジェフェルス、こっちへ!」
サーラはジェフェルスを引っ張ってその場から離れた。
「俺かよ!…ったく、しょうがねぇなぁ」
リューロはサーラが指した木にするすると登り、ばしゃーんとスライムめがけて油ふりかけた。
「ありがとう!」
サーラはそう叫んでスライムのところへ戻った。
そしてマッチに火をつけ、油を溶かそうとしているレッドスライムに火がついたマッチを投げた。
その次の瞬間、レッドスライムから炎が上がった。
「きゃーーーーー!!!!!」
「うぎゃあああああああ!!!」
サーラとリューロは悲鳴をあげながら轟々と燃えるレッドスライムから全速力で遠ざかった。
途中でリューロは「おー」と言っているジェフェルスを引っ張って。
背後でレッドスライムが大爆発を起こした。
サーラが呟くように聞いた。
後ろから声をかけてきたのは、背の低い、髭男だった。
「わしはジェフェルス。通りすがりのドワーフじゃ」
「え?ドワーフ?」
「なんじゃ、ドワーフは珍しいか?坊主。それよりレッドスライムじゃろう」
ジェフェルスと名乗るドワーフの登場で、リューロもサーラもスライムの存在を忘れかけていた。
レッドスライムは腹を立てているようで、手当たり次第いろんなものをとかしているようだ。
木の根元や石ころがスライムの体内でじゅわじゅわと溶けていくのが見れる。
「そうでした。ジェフェルスさん、こいつを倒すにはどうすればいいのですか?」
「嬢や、ジェフェルスと呼んでくだされ。ケツがムズムズするわい。こいつは燃やせばよい」
「ありがとう、ジェフェルス」
サーラは礼を言うなり、リューロのリュックから勝手にマッチと油を取り出した。
「リューロ、今からそこの木に登ってこの油をあのスライムにかけてきて。ジェフェルス、こっちへ!」
サーラはジェフェルスを引っ張ってその場から離れた。
「俺かよ!…ったく、しょうがねぇなぁ」
リューロはサーラが指した木にするすると登り、ばしゃーんとスライムめがけて油ふりかけた。
「ありがとう!」
サーラはそう叫んでスライムのところへ戻った。
そしてマッチに火をつけ、油を溶かそうとしているレッドスライムに火がついたマッチを投げた。
その次の瞬間、レッドスライムから炎が上がった。
「きゃーーーーー!!!!!」
「うぎゃあああああああ!!!」
サーラとリューロは悲鳴をあげながら轟々と燃えるレッドスライムから全速力で遠ざかった。
途中でリューロは「おー」と言っているジェフェルスを引っ張って。
背後でレッドスライムが大爆発を起こした。