キーンコーンカーンコーン
、、、
いつもの鐘が鳴る。
懐かしいな。
終礼が終わるとともに走って校門を出て一位二位を争うぐらい家に帰るのが早かった私を変えてくれたのは君だったっけ。
そう。あれは去年の夏の話だった。

「いったぁーーーー」

新学期そうそうなのに私は小さな小石でこけた。
いま、高1の咲良田真里(さくらだまり)

「これが男の子と衝突!?だったらなー」

「男がなんだ。」

「ひゃっ」

「俺何もしてねーし。」

「あなた誰なんですか!?」

そう。私は妄想はするけど、男子が目の前に来ると、固まってしまうのだ!

「急になんだー?」

彼の友達みたいだ。
また、男が増えたー(泣)

この状況を回避せねば!!

(忍び足で………)

「尻出して何やってんだよ。」

(見つかったー(泣))

「え! ええと………。」

「その子困ってるよー?お前怖いからな。」

(救世主ーーーー!って男ーーーー!?)

「お前も固まってないで早く帰ればいんじゃね笑笑」

「は、、はい!!」
私はあの日、あの笑った顔を一生忘れないだろう。