あんたの片想いじゃなかったよ!!


「じゃあ私美海に伝えよーっと。」


『おい待て!…………俺が、自分で、コクるから。』


こんな蓮くんの表情初めてだな。


「お!いいぞ!!ガンバ!!」

私は蓮くんの背中を叩いた。


『痛ぇよ、お前も美海と同じかよ。』


「そうだ!ねぇ美海のノートになんか描いてみない?」


『いや、でもそしたらバレる!!』


「蓮くんが描けば問題なし!さ、早く早く!!」


蓮くんを美海の席に座らせた。


暫く悩んでいたようだったが、ぱっと閃いたように描き始めた。


あ、これカ◯松描く気だな。


美海はカ◯松大好きだもんね。


『出来た!』


「オッケー!これであとはしまっとけば。」


てことなんだよ。


このエピソードをもちろん美海は知らない。


青春してるな~二人とも!