「いいけどー、バレたら私怒られちゃうよ。」


『いいっていいって、俺が責任とるから。』


「う、うん。」


勢いに圧されうんと言ってしまった。


怒られないかなぁ。


『なぁ、』


「な、何!」


『これさぁ、俺の考え過ぎかもしれないけど、なんか俺と似てない?』


「あー、確かに。だって美海
…いや何でもない。」

『何だよ、教えろよ。途中まで言ってそれはねぇだろ。』


「これね、ヒミツだよ?美海はね、蓮くんが好きなんだって。前教えてくれたんだ。何描いてるのー?って聞いたら好きな人の絵ってね。それですぐ分かっちゃった。」


『そ、そう……なんだ…。』


「顔真っ赤だぞ~。さては、蓮くんも美海のこと…」


『あーーーーー!!うるせぇよ!!そんなんじゃねぇよ、ただ…』


「今まで散々女子振ってきたくせに美海だとこの反応。顔に書いてるよ。」


『なっ、』


両想いなんだね~。


よかったじゃん美海!