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美「おはようございまーす!」
佐「……」
美「…佐々木さん、どうしたんですか?」
佐「なんか美織、最近明るくなったな。ここ数日で」
美「そう?なんか仕事もちょいちょい入ってきて、勢いついてきたっていうか…」
佐「あぁ、仕事の事なんだけどまた新しい仕事取ってきたから。雑誌やりたいって言ってたろ?
取材やphotoはまだあれだけど…、化粧品の広告を美織にやってもらいたいそうで」
美「本当?絶対にやる!」
私は大きくガッツポーズをした
佐「雑誌に載って目に止まれば相当な宣伝になるな。
夜の食事会、忘れてないよな?」
美「忘れてないよ。まだ緊張してるけどね」
佐「もしかしたらだけど…
その食事会、円衣裕太も来るかもらしいぞ」
美「…な、なんで?」
佐「B社の社長も来るパーティーだぞ?
勿論A者の社長も顔を出すだろ?
社長が自分の駒を連れてくるとしたら、今一番人気な円衣裕太か…誰かしら連れてくるだろ?」
美「確実に来るわけじゃないの?」
佐「俺の経験と予想からすると来ると思うけどな。美織、連絡取ってんだろ?訊けよ。」
美「…でも、偶然食事会で再会した方がなんか運命感じない?
私、円衣裕太と友達してるわけじゃないんだから。
佐々木さんこそ、そこんとこ忘れないでよね」
私は動揺を悟られたくなくて、話を遮りソファーに腰をかけた。
明日…明日もしかしたら
円衣裕太に会えるかもしれない…
やばいどうしよ…全然久しぶりの再会とかじゃないのに緊張してる
今から緊張してる。
まだ来るかどうかもわからないのに

