やっと落ち着きを取り戻し、私はソファーに座らされた
佐々木が富田に何かを耳打ちをした。
富田は真剣な眼差しで…私の前に座った
富「今からここにA車の社長と本田…それからB社の社長が来て話し合いをする事になった。大丈夫か?」
美「…裕太の事について?」
富田は深く頷いた
美「…裕太に…もう二度と会わせてくれないのかな…」
富「…大丈夫。
そんな事はさせないから」
それから2時間後の事だった
B社の社長とA社の社長と、本田が集まり富田と佐々木、そして私を含めた6人が集まった
A「…先ず始めに、裕太は無事です。」
一番最初に口を開いたのは、A社の社長だった。
B「御見舞いです。裕太さんに」
B社の社長は分厚く包まれた封筒と、高級フルーツの盛り合わせを本田に渡した
A「…なんだかちらっと聞いてたけど、お宅の瑞乃美織はウチの円衣裕太に売名行為で利用したとかしないとか…」
A社の社長の覇気に、佐々木は直ぐに頭を下げた
佐「申し訳ありませんでした!!!!」
A「なんでも…裕太が刺されたのはその報道が原因みたいじゃないか。どう責任取るつもりだ?」
まるでヤクザのように、A社の社長はテーブルを力強く叩いた

