「なら、ヴィル爺に色々訊くことだな。」 「もちろんそのつもりでございます。」 これで時間稼ぎができたと私は思ったが、 あまり効果はなく、その後もしっかりと 練習させられた。 もう二度と歌なんかやりたくない。 というか、もう絶対やらない。 私は自分にそう誓った。 さて、半日たったことだし、 次は私のターンだ。 見てろシリウス。 執事の厳しさというのを教えてやる。