〇満月*少年〇

するといちごはいきなり俺の方に向かってきた。
『ねぇ優くん…ゆきと晴、見てない??』

そう話しかけてきた。

え?
いきなり話しかけられてびっくりした…


あっ…えっと……
「ん?…たしかベランダにおったと思うけど。」
するといちごは少し小さな声で言った。
『あっ…ありがと。』


「いいよー」
俺がそう言うといちごはベランダの方に歩きだした。