〇満月*少年〇

いちごは走って教室から出ていった。


俺は追いかけ、いちごのうでをつかんだ。


『もうやめて!晴なんかきらいだもん!!』

それはショックだよ…?俺的にも…
「……」


『晴だって私のこときらいなくせに!!』

「いや…嫌いじゃないってゆってんじゃん!」

俺は鈍感ないちごにちょっとイラっとして怒鳴ってしまった……