俺は小さい声で、「ゆき…ごめんな。いろいろよろしく頼むわ。」と言った。

『うん!』
ニコッと笑い、そう言ってゆきは黙って空を見上げていた。

さっきの意味ありげな笑いではなく、自然にでた笑みだった気がした。

ゆきごめんな…
そしてありがとう……