クラスメイトと同居中?!



そして胸ぐらを掴むと、






「………一緒に住んでんのも、お前がかおるのこと好きなのも否定しない。だけど、かおるが好きなら二度とこんなことすんな」






と、冷たくいい放った。






「かおる、大丈夫?」





「う、うん…………」





「ごめん、俺のせいだ…」





そう言って強く私を抱き締めた。





きつくて、少し痛いけど嫌じゃない。





「ううん、一樹のせいじゃない。ていうか、むしろ助けてくれてありがとう。でもなんでここにいるって分かったの?」







「あーーー、えーっと……昨日あんなんだったから仲直りしたくて、かおるの後を追ったらこーなっちゃいました…」






なるほど………






「それでも、助けてくれてありがとう」






「おう。じゃ、俺らの家に帰ろうか」





俺らの家………。






自分の居場所が、大切なところが増えたようで自然と笑みがこぼれた。