「ごめんねぇー、遅刻しちゃったわー」
のんきに入ってくる大我先輩。
寝ぐせついてますけど。
「寝坊ですか?」
「え、悠李君よ。なぜわかる」
「寝ぐせついてますよ?」
ヤベッとか言いながら寝ぐせを直すけど、すでにみんなに見られてますよ。
「わー、ごめんなさい!ちょっと仕事押しちゃって」
後ろから莉音が入ってくる。
帽子に伊達メガネをかけて。
メークをちゃんと落としてきた莉音は、そこだけはしっかりしてると思う。
「だいじょーぶ!!莉音ちゃんのことまってたの楽しかった!」
蒼空先輩はニコニコしながら、莉音に抱きつこうとしたから。
無理やり引きずり戻す。
蒼空先輩は口を尖らせて拗ねる。
油断も隙もない。
