* * * カフェです。 なんか、莉音の口数が一気に減った。 さっきからずーっとアイスコーヒーをかき混ぜてかき混ぜて。 「莉音?」 「っ、な、なに?」 「どうしたの?」 そしたら、莉音は、アイスコーヒーをかき混ぜる手を止めて。 僕を見る。 「あ、のさ、言っておかなきゃいけないことがあるんだけど…」 「うん。なに?」 「私、モデル事務所に入ってるの」 …へ? 「中学のときから」 …ん?