えーっと、告白してるのを見てると告白されました。


「どういう意味ですか?」

「そのままの意味だよ?森下くん」


いろいろと話がつかめない。

学校の『姫』が僕に告白するか?

…絶対ない。じゃあ今のは何?


「好きなの。森下くんのこと。

それに好きな人以外に告白されても嬉しくないでしょ?」


爆弾発言…

いや、ありえない。

校内で一番可愛いと言われている『姫』が僕に告白するはずがない。

何かの夢だ。


「私じゃダメですか?」


いろいろと考えを巡らせている間に高梨さんは泣き出してしまった。


「いや、そういう意味じゃなくて…えーっと」

「よかった〜」