藍川さんの声が大きいからか野次馬が増える。
そこに快斗や結城先輩たちもいる。
ただ、力の差を見せつけられるだけで何もできない。
その間に莉音がどんどん殴られていく。
相手に手を出さないのは多分莉音が悪いって思ってる。
だって、莉音は殴ったらあの子も飛んでいくと思う。
藍川さんは、莉音を壁に押し付ける。
その時、何も考えずに莉音たちに近づくバカが。
翔。
「七星」
たった一言。
そう言っただけで藍川さんの手が止まり翔の方へ振り向く。
「翔…」
その一瞬の隙を見計らって、
莉音は藍川さんの横っ腹に回し蹴りをしてそのまま倒れる。
藍川さんは翔にキャッチされ地面に倒れることはなかった。
「莉音!大丈夫?莉音!」
