森下くんの恋愛事情


そしたらドアを開けて入って来たのは大量の参考書。

ほら、

「うわっ、どうしたっすか、それ」

「奏の部屋から出してきた」

「勝手に入っていいんだ…」

「え、ダメなの?」

「あ、いいって言われてないっすか」

「光輝先輩の部屋は入っちゃダメなの?」

「はい、入ったら殺されます」

「…そんなこと言ってない」


そんな会話を続けていたらまた、玄関でチャイムがなった。


「あぁぁ、佐々木くん、来てくれたんだね!ありがとう!」

「莉音が泣きながら電話してくるから…」

「泣き落とし作戦成功!ふふっ」

「…帰る」

「うわぁァああ、ダメダメ。

勉強教えてくれなきゃ帰っちゃダメ」

「誰の」

「アイツ」