「そう言ってこの前、おきなかっただろ」
「んなこと言ったて眠い」
「ほんと、いつも寝すぎだろ」
なんか大変そうだなぁ。
そしたら、それを見かねた奏くんが口を挟んだ。
「ほら、姉さん。起きないとまた快斗にキスされるよー」
「起きる」
はやっ!
「そんなに嫌かよ」
「やだよ。別にもう、付き合ってるわけじゃないし。
私には悠李がいるんだしね」
と言って、莉音は僕の方を見てニコッと笑った。
「か、可愛い…」
「本音が口から出てるぞ」
「あっ…」
玲音に言われて気づく。
さっと、莉音の方を向き直ると、ニコッと笑ってる。
…聞こえて、なかった?
よかった…
「響、手伝え」
「えっ」
「結局奏に起こしてもらってんじゃん。
だから、食わしてやるけど手伝え」
「僕手伝う〜」
「紫音はいい」
「うぅ…お姉ちゃん」
「紫音、おいで」
「ううぅぅ、ヒック」
「泣かない泣かない。ほら、ぎゅってしてあげるから」
「う、んっ!」
あぁ、天使が二人もいる。
可愛い。
主に莉音が。
なんか、お姉さんやってるなぁ。って思う。
「おい、悠李。見過ぎだ」
「だって天使…」
「わからなくもないけど、それにしても見過ぎだろ」
玲音が眼鏡を外す。
「うっわ、イケメン」
「は?何言ってんの?」
「いやー、玲音やっぱりイケメンだなーと思って。
メガネ外したほうがイケメン増すなぁって」
「そりゃ、そうだろ。
俺、校内で一番かっこいいって言われてるわけだし」
「僕は、足元にもおよばないねぇ」
「そうだな。学年一だもんな。
しかも、可愛い方向に走ってるし」
「可愛くないし。可愛くないのに」
ほんと、頭が痛い。
なんで可愛い方向に向かっちゃうんだろ。
「お前、顔赤くないか?
莉音の熱がうつったか?」
確かに頭は痛いけど、
「別に大丈夫だと思うけどな」
「悠李、風邪うつしちゃった?」
「ううん、大丈夫だよ?」
「ほんとに?」
紫音くんをぎゅっとしたまま聞く。
「悠李。とりあえず、食ったら帰ってさっさと寝ろ」
「ん」
「玲音も」
「わかってる」
それからご飯をたべて家に帰って寝ました。
