「は?どうしたの?」

「いいから、ちょっと上げて」

「おう。快斗、悠李が莉音連れてきたぞ」

「待ってたけど、どした。莉音起こすか」 
 
「うん」

「どうしたんだ」


結城先輩が出てきた。

結城先輩たちに軽く事情を説明した。

その後、高梨さんを起こした。

結城先輩、怒鳴りつけ高梨さん、泣きました。

話に一段落ついたら結城先輩がこれからどうするかと言い出した。


「はぁ、どうすんだよ、その足。歩いて帰れないだろ」

「俺、バイクですよ」

「玲音。そりゃーな俺も光輝もバイクだけど家の場所を知らない」

「莉音ともう一人。悠李を連れて帰ってやれば?」

「ん?そこは快斗じゃないの?」

「俺より悠李の方が莉音も嬉しいだろ?」

「う、ん…」

「兎希、先生のこのこと言っといてくれ」