始まりは…私が送ったメール!

短い文章だったけど…

私の思いが詰まったメール…。

これは偶然…?

それとも運命…?

自分の良い方に、物事を考えてしまうのが…

私の悪い癖!

『運命』…

そんな物、信じてなかった…あの頃!


でも…今は信じられる!

だって…

あなたが私を変えてくれたから…!

あなたに出逢えて本当に良かった。


もし、あのメールを送っていなかったら…

あなたに出逢えていなかったら…

私はきっと…



“ピピピピピピ…”

目覚ましの音が部屋中に鳴り響く!

カーテンの隙間から朝陽が差し込み、部屋の中が明るい。

「んぅ~…眩し…!」

布団の中から手だけを伸ばし、目覚ましのスイッチを切る!

起きたばかりで頭が回らず、ボ~っとする。

布団から出てカーテンを開けると…朝陽がキラキラと眩しい!

「今日もいい天気!」

そしてパジャマを脱ぎ、制服に着替える。

「遙~、起きて~!」

と、台所からママ。

「起きてるよ!」

と、トゲのあるいい方をする私。


「おはよう、遙。ご飯出来てるから食べて!」

そう言われ、椅子に座る。

テーブルには…パンとスクランブルエッグ、そして野菜ジュースが並んでいる。

「朝ご飯はしっかり食べないと、1日が始まらないのよ…♪」

鼻歌混じりにママが言う。

出たよ、ママの十八番!