青空の下に咲いた花は…君という花でした。


いままで、大きな声で何かを言うとか、すごく苦手だった。だけど、大きな声でなんか言わなきゃ始まらないんだ。

そう気づかせてくれたのは…

うん、

こうちゃん先輩です。


❇︎


ゲームは白熱した戦いだった。
私たちの応援もヒートアップして、気づけば、
空が夕焼け色に染まっていた。

試合は、2対0で、こうちゃん先輩チームの
勝ち。こうちゃん先輩は得点王だ。

今日の練習はこれでおしまい。
ミーティングの後、各自片付けやストレッチに取り組む。
私も、校庭の隅に置いていた、ボールのかごを
片付けようとしていた。

車輪が付いているからといっても、たくさんのボールが入ったかごは結構な重量だ。
一人で引いても、なかなか進まない。
どうしよう、誰か呼んでみようかな。
と、思いながらかごを引いてると、

すーっとかごが進んだ。
「え!ちょっ…なんで」
思わず声を上げてしまう。
かごは私の力をかけなくてもすーっと進む。

あたりを見回すと、私の横には…。